"ガンだけが特別な病気では無い"

今、小林麻央ちゃんが亡くなり、その影響力が社会現象にもなってきています。

それを見て私が思ってるのは、私自身がガン患者であり治療を受けてるからこその視点で思ってる事ですが、最近特にガンだけがクローズアップされてますが、ガンだけが特別な病気でも無いということです。

入退院を繰り返してて見てきた多くの患者さん、ガン患者の人よりも、名前さえつかない分からない現象で苦しい思いをして入院してる人もいれば、ガンや他の病気で手術自体はそれ程じゃなくても、術後の経過が悪く何度か入退院を繰り返して辛そうな人も見てきました。

今回の入院中もそのような人に会いましたし

また、ケガによる後遺症で苦しんでる人もいます。先に言ったように名前が分からないけど苦しんでる人から見たら、私のガンでさえ、病気の名前がわかっただけでもラッキーな事だと思ってます。

ガンの検診率も上がってるようですが、それも、自分のガンの性質によって違う事を頭に入れて検診を受けた方が良いと思ってます。

3年前に、ガンもどきもあるから、ガンは放置した方が良いと書かれた本の事を書きましたが、全てのガンがそれに当てはまる訳では無かったと今の私は思いますが、でも、それもまだ一理あるのだと思ってます。

人により、ガンの性質は違います。また、その人の体質によっても同じ治療をしても違う結果になります。

検診で見つかる初期のガン、例え小さくても切ることで体にすると怪我と変わらないので、そこに栄養を運ぶ赤血球が集まり養分がいっぱいの場所になります。

そこにガン細胞のカケラ、または毎日ガン細胞は生まれてますから、その栄養の良い所で小さく取ったガンの後に返って大きく育つ場合もあるのです。

また成長の早いガンで初期の段階で切ったとしても、切った分だけ体が弱りますから、免疫力も下がりキラー細胞などの活動も鈍りガンが更に急成長する時もあります。叔母はそれで亡くなりました。

だからと言って検診が悪いわけでもなく、初期の段階で治療をした方が良い場合も勿論あります。

だから言いたいのは、世間の流れに乗ってそのまま皆と同じようにするのじゃなく、1人1人ちゃんと考えて自分はどうするか、人が違うようにガンにも性質が違う事を頭に入れて行動を決めて欲しいと思ってます。

そしてこの流れの中、ガンである事が特別なことのように本も売れているようですし、ガンを患った人、患ってる人がその体験を伝える流れが増えてますが、それを伝えたい気持ちは何処から来てるのか、自身とよく向き合ってから世間に伝えた方が良いよな、って感じてます。

恐れからなのか、共感して貰いたいからなのか、誰かの役に立ちたいという思いの下に、自分の自己満足、自己価値観を上げる、恐れをみないようにする、などの気持ちがあるかどうか

私がガンになって1番ホッとしたのは、共感も勿論、勿論嬉しかったですが、ガンを患いながらも、また完治した人も元気に活動してる人の話しでした。

ガンになっても社会復帰出来るんだ!って。

そう言う人達は、返ってあまり自分がガンだとか、ガンだったとか言いません。でも生き方が何か違うので話を聞くと、実はガンだった、ガンで通院してるって事でした。

私も一時、自分の辛かった体験を書こうとしました。同じ思いをしてる人に少しでも、希望の光のようなものを伝えられたら、って思ったから。

でも、私に1番元気をくれたのは、そういう事を言わず何も言わずイキイキ生きてるガンだった人、ガンの人でした。

そして視野を広げたら、ガンばかりじゃなく、怪我、他の病気も同じように苦しいことも自分の見てきた世界からそう思ってます。

私はまだガン患者ではありますが、なのでガンは特別な病気では無いと思ってます。他のもっと苦しい病気も怪我もある。だから、もう少し平たく見る視点が必要かと思ってます。ガンも他の病気も怪我も同じように辛いと言うこと。

風潮に流されずに、自分の軸をしっかり持って、検診を受ける、伝えたい事を伝える、を、して欲しいな、と、思いながらこの風潮を感じてます。