新しい駅とよけいなおせわ

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JR西日本は4日、広島市内を走る可部線を延伸し、新たに可部−あき亀山間(1.6キロ)の営業運転を開始した。この区間は利用者の減少で2003年に廃止された可部−三段峡広島県安芸太田町)間46.2キロの一部。いったん廃止されたJRの路線が復活したのは全国で初めて。

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というわけで、新しい駅から始発に乗って、記念切符も買って、電車であっちに行ってこっちに行って、と夢見ていた息子だが。

でも試験中なのである。遊びに行くのはあきらめて、結局昼まで寝ていた。午後、記念切符だけ買いに駅まで行ったときには売り切れ。さえない話だった。

息子、学校に置きっぱなしの教科書の類を、もって帰ったはいいが、いらないものを持って帰って、いるものを持って帰ってないことが、夜になって判明。どうするよ。

まだテスト範囲の確認もできてない科目もあるし、一夜漬けで間に合うとも思えないけど。

嘘ばかりの家庭学習記録。学校では猫かぶってるが、家ではぐだぐだ。勉強するといって、10分後には時刻表眺めてる。

ぐだぐだのまま、夜遅くなって、見かねたパパに叱られる。

「よけいなおせわ」

などと言い返すから、またおおごとだ。

よけいなお世話なしに、おまえは生きてこられましたか。

ああ、高校2年の頃、進路をめぐって父と大喧嘩で、「金なんか出していらないから、家も出ていくし、自分でひとりで大学に行くから、ほっといて」って、私は言ったなあ、と思い出したりする。いま思い出してもしんどいわ。

よけいなお世話なんて、そういうことは、よほどの覚悟をして言うもんだよ。いまきみは、勉強も生活も、何から何までパパとママにみてもらって、やっと何とかやっているんでしょう。自分ひとりでできることはなんにもないでしょう。自分のことを自分でできるようになってから言ってほしいよ。

泣いてごめんなさいの息子だった。